平成21年9月11日
各 位
特定非営利活動法人
かごしま保健医療福祉サービスを考える会
理事長 宇都由美子
鹿児島大学病院クラーク(医療秘書)養成講座開講のお知らせ
拝啓、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、平成20年度に引き続き、鹿児島大学病院からの業務委託を受け、当法人主催により第6回クラ−ク(医療秘書)養成講座を開講することになりました。おかげさまを持ちまして、これまで計5回の養成講座を終了し、97名の受講生を受け入れ、厳正な審査のもと8割以上の方が修了書を手にしております。クラ−ク(医療秘書)は、今や医療機関の質的サービスの向上に不可欠な存在であり、また、平成20年度の診療報酬改定では特定の病院を除く医療機関において、一定の患者数に対する医療事務補助者の配置により、診療報酬が得られる仕組みも導入され、今後ますます拡大されようとしています。このようにクラ−ク(医療秘書)に対する需要が急増する中、人材供給が間に合わないという状況があります。あるいはクラークとして採用した後、どのような業務に従事すればよいのかわからないという悩みに直面している施設やクラークの悩みを耳にしております。
鹿児島大学病院におきましても、医師の業務負担の軽減と適正な診療報酬請求の実現のために、平成20年10月よりクラ−ク(医療秘書)の導入を試行し、平成21年度からは外来に16名、病棟に14名のクラークを配置するようになりました。そのユニークなクラーク活用法は、マスコミ等にも取り上げられております。本養成講座は、急性期医療機関において、今最も必要とされているDPC関連の知識、医学管理料の基礎知識、診断書作成支援システムの操作をはじめとするコンピュータの基礎技術など、豊富な演習を取り入れ、即戦力になるクラ−ク(医療秘書)を短期間で養成するためのものです。3日間の講義および演習を経て、習得した知識や技術を確認するための試験を受け、一定の成果(認定基準の詳細はこちら)を修めた方には修了証を発行致しております。
鹿児島大学病院におけるクラ−ク(医療秘書)導入にあたっては、本養成講座を修了された方を業務受託仕様要件にあげています。また、鹿児島大学病院に限らず、本養成講座を修了された方が得られた知識、技術は、多くの医療機関で必要とされるノウハウに通じるものですので、是非、多くの方のご参加をお待ち致しております。
敬 具