第24回 これからの病院経営と患者サービスを考える会の開催に際して
ごあいさつ
令和6年11月吉日
拝啓、時下ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
師走の大変お忙しい時期に、今年も「これからの病院経営と患者サービスを考える会」へのご参加をお願いする候となりました。2024年は年明け早々能登半島地震に見舞われ、その後の大雨の影響などで、未だに日常を取り戻せない方々が大勢おられることに、心からのお見舞いと一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
さて、2024年診療報酬改定では超高齢社会がもたらす様々な課題と、その解決に向けた取り組みと方向性が示されました。喫緊の課題として2025年問題があり、団塊の世代が後期高齢者となり、急増する医療・介護需要への対応が迫られています。さらに、団塊のジュニア世代が高齢化し、生産年齢人口の減少と高齢者人口の増加が同時進行することで、社会保障制度の持続可能性が脅かされる2040年問題があります。これに対して、地域の医療需要と医療資源の状況に応じた医療提供体制を確保するために、外来診療の機能強化やかかりつけ医の役割の明確化を通じて、地域包括ケアシステムとの連携推進があげられています。
しかし、コロナ関連の補助金等がなくなり、社会保障費の圧縮や医師の働き方改革などの課題に加え、病院経営における収益環境は厳しさを増してきております。これらの要因に対して、個々の医療機関の受ける影響は異なると思われますが、方向性を誤ると経営が悪化する恐れも出てくることとなり、まさに気を緩めることができない状況にあります。
本会は、病院管理者や看護管理者の皆様方に、必ずお役に立てる最新の情報をいち早くお届けできることを目指しております。昨年に引き続き、迫井正深医務技監に特別講演をお願いしたところ、ちょうど地域医療構想の見直しと取り纏めにメドが立つ段階だからということで、『地域医療構想「これまで」と「これから」』というまさに旬のテーマをいただきました。また、教育講演には医療情報の標準化の第一人者であられるMEDIS-DCの渡邉直先生に、「コアな医療情報の迅速かつ有効な共有へ」というテーマでご講演をいただけることになりました。宇都は昨年の本会で鹿児島の地域特性に応じた看護-介護情報連携を「鹿児島モデル」として構築していくことをお話申し上げましたが、今回はそれをどこまで発展させたか、末永真由美先生と一緒にご報告させていただきます。
本研究会におきましては、講師・座長を交えて会場の皆様とともに全体討論会を行うことを恒例としております。今回もバイタリティーに溢れる講師の先生方に、忌憚なくご質問やご意見をお寄せくださいますよう、お願い申し上げます。本会へのご参加を、皆様方の明日からの仕事の糧にしていただけば、望外の喜びです。
敬具
NPO法人 かごしま保健医療福祉サービスを考える会
理事長 宇都 由美子
概要
講座名 | 第24回これからの病院経営と患者サービスを考える会プログラム |
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開催日時 | 令和6年12月14日(土) 12:00~17:30 |
場所 | ホテル自治会館(市町村自治会館)4階ホール 〒890-0064鹿児島県鹿児島市鴨池新町7-4 |
参加費 | 一般 3,500円(抄録集代込み) 学生 1,000円 |
定員 | 280名(定員になり次第、締め切らせていただきます) |
申込締切期限 | 2024年12月 |
主催・共催 | 特定非営利活動法人 かごしま保健医療福祉サービスを考える会(NPOアームスかごしま) 鹿児島大学病院 医療情報部 |
お申し込み
- FAXでお申込いただくか、 E-mail (a-kangaeru@a-kangaeru.jp)でお申込ください。
- 振込先等について、詳しくは申込書をご確認ください。
- 参加費の払い戻しは致しかねますので、予めご了承ください。詳細は、事務局までお問合せください。
お申し込み・ お問い合せ先 |
NPOアームスかごしま 鹿児島大学病院医療情報部内 〒890-8520 鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 FAX.099-275-5177 TEL.099-275-5176(平日10時~16時) E-mail:a-kangaeru@a-kangaeru.jp |
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プログラム
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